[お知らせ等]中央経済社「税務弘報」2014年1月号――発売中です。

税務弘報2014年1月号の特集は「さあ経理研修しよう!!」というもので,なんと90ページを超える幅広い内容になっています。
当職は「研修2 経理の現場で直面! ヒヤリ・ハット事例対処法」の中の,「不正経理」のパートを執筆させていただきました。最初にテーマをいただいた時に思い浮かんだ10あまりの事例から,編集部さんとも相談のうえで選んだ事例は次の5つです。

1 売掛金残高確認書の金額不一致
2 購買部長が仕入先からリベートをもらっているとの内部通報
3 得意先が不正な会計処理により破綻したという報道
4 実地棚卸ができない在庫の確認
5 仕入先の債権者から届いた債権譲渡通知

いずれも,自社で何らかの不正が行われている可能性,取引先の不正に巻き込まれる可能性を示す事例に際して,経理部門としては,「想定される最悪の事態に備える」ことが肝要であることを強調しながら,具体的な調査手続をまとめたものです。
事例対処法に確たる正解があるわけではないことは重々承知のうえで,当職の経験も踏まえつつ,経理部門で行わなければならないことを説明したつもりです。「経理研修」の名前に相応しく,経理部門に配属された方の役に立つようなら,嬉しい限りです。
他の執筆者にはない「おまけ」として,不正経理に関するキーワードも掲載いただきました(編集部には無理を言ってお手間を取らせました)。

中央経済社さんのHP
http://www.chuokeizai.co.jp/tax/

【税理士 米澤 勝】