裁判員裁判対応弁護人養成講座
今日,私が所属する東京弁護士会において月1回開催される『裁判員裁判対応弁護人養成講座』を受講しました。文字通り裁判員裁判に対応出来る弁護人を育成するのが目的の講座ですが,単に講義を受講するだけではなく,尋問や弁論について実践することで基本を身につける講座になっています。
裁判員裁判においては,事実があるかどうかについての判断を裁判官と一般市民から選ばれた裁判員が行うことから,従前行われていた書面による弁論ではなく,口頭で行われることになります。また,尋問についても証言を法廷で裁判員が直接見聞したものが裁判の基礎とされることから,どのように行えば良いのか研究中の部分があります。裁判員裁判においては裁判員に対して口頭でプレゼンテーションできる能力が要求されており,また証人尋問については民事訴訟でも利用できる事項を勉強できたという点で大変有意義なものでした。
また本講座で推薦図書として紹介された『弁護のゴールデンルール』も読もうと思ってそのままになっていたので,年末年始にかけて読んでみようと思ってます。
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(阿部憲太郎)