松岡正剛『読書術』

今年の４月に出版された書籍で，著者は，書評サイト『千夜千冊』で日々書籍の紹介を行っている，正に「読書の達人」とも呼ぶべき方です。

内容は非常な読書家である著者がどのような読書を行ってきたか，自らの体験を踏まえて大量の書籍を読破するにはどのようにすればよいのかといったことが中心です。『三割五分の打率で上々』『本に書き込んで情報を編集する』など，著者の体験に基づいた実践的なテクニックが書かれており，書籍を読む際に大変参考になりました。

また，自分にあった読書スタイルを大事にすべしとの著者の主張について，私もこれから大いに寝っ転がって読書していこうと決心しました（笑）。

多読術 (ちくまプリマー新書)

（阿部憲太郎）